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竈の神様『荒神様』の読み方・おまつりする場所・向き・お供えなどについて

荒神様について

荒神様は「こうじんさま」と読みます。「あらがみさま」と読む場合もありますが、お札に関しては「こうじんさま」と読むことが多いかと思われます。当社でも「こうじんさま」とお呼びしています。

竈(かまど)の神様である荒神様は食事を用意する火を扱う場所・かまどなどにおまつりされる神様でございました。現代では台所(キッチン)におまつりする神様でございます。

火をつかさどる神様でございますので、火災除けの神様とされております。

神道においては竈三柱の大神(かまどみはしらのおおかみ)とも呼ばれ、

竈の神様である

  • 奥津比古命(おきつひこのみこと)
  • 奥津比売命(おきつひめのみこと)

火の神様である

  • 火産霊命(ほむすびのみこと)

の三柱の神様の神様のことを言います。

当社で頒布している竈のお札について

神社さんによっては奥津比古命、奥津比売命、火産霊命と名前が入ったお札を頒布されていたり、「竈三柱大神」書かれたお札を頒布されていたりと、荒神様のお札にも種類がありますが、竈の神様をおまつりし、火による災い事が無いように守っていただくという点に関してはどのお札にも違いはありません。

奉齋竈大神家内安全守護攸

当社では写真のようなお札を頒布しております。

当社の御札紹介ページをもご覧ください。

荒神様をおまつりする場所や向き(方角)について

おまつりする場所は、先ほども申し上げました通りキッチン(台所)でございます。壁もしくは柱などにお貼りください。

荒神様をおまつりするための荒神棚を設けておまつりするとより丁寧です。

ご自分の目線より高い位置におまつりを行い、日ごろ火を扱う際の安全をお祈りいたします。

方角は南か東を向けることが望ましいですが、間取りの関係でそれが難しいといった場合はこの限りではありません。お札が汚れてしまわないように明るく清浄な場所を意識しておまつりすることが大切です。

壁にお札を貼り付けることについて・貼り方の是非

荒神様のお札は台所の壁に貼り付けておまつりされるケースも多々見受けられますが、貼り方も様々です。

そのいくつかの方法についても考えてみます。

1.壁に押しピンや画鋲で貼る

押しピンを使ってお札を貼るというおまつりの仕方です。

このおまつりの仕方で罰が当たるというわけではありませんが、お札に穴を開けてしまうのであまり良い方法ではありません。

可能でしたら他の方法になさることをおすすめいたします。

「知らずに穴を開けておまつりしていたので心配」という方はこれから違う方法に変更していただけましたら問題ございません。これから神様を大切にしていこうという思いが大切です。

2.両面テープで貼り付ける

この方法ですとお札に穴を開けることなくおまつりすることができます。お札を剥がして新しくする時のことを考えて剥がせるタイプの両面テープを使用されるのがよろしいかと思います。

3.厚紙に切り込みを入れてお札をセットする

お札よりも1回りか2回り程度大きな厚紙を用意し、切り込みを入れてお札を挟み込んだうえで壁に貼る方法です。

こうすることでお札自体には穴も開きませんしテープの跡も残りません。少し手間が掛かりますが丁寧なおまつりの仕方です。

荒神様へのお供えについて

荒神様のお札を壁や柱に貼ってお供えはしていないというご家庭が多いかもしれませんが、もし丁寧におまつりされる場合は、神棚と同様にお供え物をしておまつりください。

お米・お酒・お塩・お水など適した器に入れ、お供えいただきます。

神具店で購入できるお皿や瓶子(お酒を入れる容器)、水器(水を入れる容器)を使うと見栄えがしますが、他の容器でも問題ございません。100円ショップで購入できる小さなお皿やショットグラスなどで代用していただいても問題ございません。

お供え物の種類

米、酒、塩、水の4種類をお供えいただくのが丁寧ですが、米、塩、水の3種類や水だけでも構いません。

続けていただくことが大切ですので、ご自身で「これなら続けてお供えできる」という範囲のお供え物をご用意ください。

お供えする頻度

お供えする頻度に関しましても毎日お供えしていただくのが丁寧ですが、

  • 毎月1日と15日だけお供えをする
  • 毎月1日と15日だけお供えの種類を増やす

といった具合に日にちを決めてお供えしていただく方法もございます。

こちらも考え方としましては継続できる範囲でお供えするということでございます。

例としましては下記のような方法がございます。

  • 毎日水をお供えし1日と15日だけ米、塩、水をお供えする
  • 1日と15日だけ米、酒、塩、水をお供えする

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